時計に関する資格とは?修理や販売に役立つ資格をそれぞれご紹介

時計に関する資格とは?修理や販売に役立つ資格をそれぞれご紹介

時計が好きなので時計に関わる仕事に就きたいけれど、どのような資格を取得すれば就職や転職時に有利になるのかよくわからないとお悩みの人はいませんか?

この記事では時計に関する仕事に就くなら取得しておきたい資格について詳しく解説します。

時計技能修理士

労働者が仕事をする上で身に着ける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度が技能検定制度で、全部で130職種の試験がありますが、この技能検定制度に合格した人には合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができます。

時計修理の作業における技能検定制度に合格した人を「時計技能修理士」と呼び、等級は1級・2級・3級に分かれているのです。

それぞれの等級における受験資格は職業訓練歴と学歴により異なるため、詳細は受験案内を確認しましょう。

技能検定試験は職種ごとに前期・後期に分かれて実技試験と学科試験が行われますが、時計技能修理士の試験は2021年においては後期に行われるため、試験日程を表にまとめてみました。

後期日程

日付

試験案内開始日

・2021年9月1日

申請受付期間

・2021年10月4日~2021年10月15日

実技試験問題の公表

・2021年11月26日

実技試験

・2021年12月3日~2022年2月13日

学科試験

・2022年1月23日

・2022年1月30日

・2022年2月2日

・2022年2月6日

合格発表日

・2022年3月11日


学科試験は真偽式と多肢択一式により出題され、それぞれ 25問ずつで全50問となっており、合否ラインは100点満点中実技試験が60点以上、学科試験が65点以上です。

また受験にかかる手数料は実技試験が18,200円、学科試験が3,100円です。

参考:厚生労働省「技能検定制度について」

参考:厚生労働省「令和3年度技能検定 全等級用 受験案内」

1級時計技能修理士の試験内容

1級時計技能修理士の実技試験、学科試験の内容を表にまとめてみました。


試験の種類

科目

実技試験

①時計修理作業

・時計の修理

②工数見積もり

学科試験

①時計

・時及び報時

・時計の種類

・時計の主要部分の種類、構造、機能及び用途

・時計の附属装置及び附属品の種類、構造、機能及び用途

②時計修理法

・時計修理用の機械及び器工具の種類、用途及び使用方法

・時計及び時計部品の修理方法

・年差、月差、日差及び姿勢差の調整方法

・時計の性能検査

・表面処理

③機械要素

・機械の主要構成要素の種類、形状及び用途

④材料

・時計修理用材料の種類、性質及び用途

・時計に使用される非金属材料の種類、性質及び用途

・金属材料の種類、性質及び用途

・金属材料の熱処理

・磁性材料の種類、性質及び用途

⑤電子及び電気

・電子回路用部品の種類、性質及び用途

・電気用語

⑥安全衛生

・安全衛生に関する詳細な知識



科目の中にはさらに細目という試験範囲を詳細に記した項目があるため、受験を希望する人は厚生労働省のホームページで必ず詳細を確認するようにしましょう。

2級時計技能修理士の試験内容

2級時計技能修理士の実技試験、学科試験の内容を表にまとめてみました。


試験の種類

概要

実技試験

時計修理作業

・時計の修理

学科試験

①時計

・時及び報時

・時計の種類

・時計の主要部分の種類、構造、機能及び用途

・時計の附属装置及び附属品の種類、構造、機能及び用途

②時計修理法

・時計修理用の機械及び器工具の種類、用途及び使用方法

・時計及び時計部品の修理方法

・年差及び月差の調整方法

・時計の性能検査

・表面処理

③機械要素

・機械の主要構成要素の種類、形状及び用途

④材料

・時計修理用材料の種類、性質及び用途

・時計に使用される非金属材料の種類、性質及び用途

・金属材料の種類、性質及び用途

・金属材料の熱処理

・磁性材料の種類、性質及び用途

⑤電子及び電気

・電子回路用部品の種類、性質及び用途

・電気用語

⑥安全衛生

・安全衛生に関する詳細な知識



1級時計技能修理士と比較すると実技試験で工数見積もりがないのが大きな違いと言えるでしょう。

3級時計技能修理士の試験内容

3級時計技能修理士の実技試験、学科試験の内容を表にまとめてみました。


試験の種類

概要

実技試験

時計修理作業

・時計の修理

学科試験

①時計

・時及び報時

・時計の種類

・時計の主要部分の種類、構造、機能及び用途

・時計の附属装置及び附属品の種類、構造、機能及び用途

②時計修理法

・時計修理用の機械及び器工具の種類、用途及び使用方法

・時計及び時計部品の修理方法

・時計の性能に関する用語

・表面処理

③材料

・時計修理用材料の種類、性質及び用途

・時計に使用される非金属材料の種類、性質及び用途

・金属材料の種類、性質及び用途

・磁性材料の種類、性質及び用途

④電子及び電気

・電子回路用部品の種類、性質及び用途

・電気用語

⑤安全衛生

・安全衛生に関する一般的な知識



1級時計技能修理士、2級時計技能修理士と比較すると明らかに科目数が減っているため、初心者にも敷居が低いと言えるでしょう。

参考:厚生労働省「時計技能修理検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目」

Certified Watch Cordinator(CWC)

Certified Watch Cordinator(CWC)とは、時計販売のプロフェッショナルとして日本時計輸入協会が認定する5年ごとに更新が必要な民間資格です。

2011年に業界横断的に顧客満足度を上げることを目的として創設され、資格を持つ人は現在全国に2800名いるとされています。

CWCの資格を取得することで時計について豊富な専門知識を持ち、適切な接客対応ができるようになるでしょう。

資格はCWCと上級CWCの2つに分かれ、CWCは日本国内に連絡可能な住所があれば受験できますが、上級CWCはCWCの資格を取得した人しか受験できません。

CWCと上級CWCの試験の流れを表にまとめてみました。

CWC

上級CWC

試験日程

・第11期CWC筆記試験

2022年1月26日13時~15時

・第6期上級CWC筆記試験

2022年1月26日13時~15時、15時15分~17時15分(一括受験)

※分割受験は別で時間指定あり

試験会場

・東京:日本教育会館 一ツ橋ホール・会議室
・大阪:CIVI北梅田研修センター

・東京:日本教育会館 一ツ橋ホール・会議室
・大阪:CIVI北梅田研修センター

申込期間

・2021年11月1日~11月30日

・2021年11月1日~11月30日

受験料

・7,200円

・一括受験9,200円

・分割受験5,200円

出題範囲

・公式テキストより出題

・公式テキストより出題

※分割受験は公式ホームページにて別の範囲指定あり

資格授与

・筆記試験に合格し実技実習受講後CWC会員登録(有償)を行う

・筆記試験合格後上級CWC会員登録を行う


上級CWCの筆記試験は約100問200答とボリュームが大きいため注意が必要です。

参考:CWC公式ホームページ

有資格者を大切にする腕時計メーカー「和心」


1964年創業の腕時計メーカー、株式会社和工がお届けする日本製にこだわった腕時計ブランドが「和心」です。

株式会社和工には、時計の修理に関する名称独占資格である1級時計技能修理士が1名、2級時計技能修理士が1名在籍しているため、自信を持って保証内容と取扱説明書をホームページに掲載しています。

またお客様の大切な腕時計の故障をなるべく予防するため、保証書には故障につながる動作とはどのようなものかも併せて明記しているのです。

有資格者の持つ知識や経験を最大限に活かした、丁寧なものづくりから生まれた腕時計をぜひあなたも試してみませんか。

和心 WACOCORO (wacocoro-watch.com)

まとめ

時計に関する資格には時計技能修理士とCWCがあり、それぞれ時計修理の技能向上と専門知識を生かした接客に役立つことがわかりました。

ぜひ積極的に勉強して、就職や転職に役立ててみてください。